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2016年09月01日

アンコールワット

8月下旬、仲間12人でカンボジャのアンコールワット遺蹟を訪ねる旅に出掛けた。私は20数年前にも一度行っているので、2度目になる。まず驚いたのは、シェムリアップ空港の立派になったこと、以前は10畳間ほどの小屋のような粗末な物だった。それが今度言ってみると巨大なビルで、まだ出来たてほやほや、係員も慣れていないせいかもたもたして万事に手間取る。バスで20分ほどで市内に入ったが、立派なホテルが林立して、これまたびっくり。当時とは観光客も何十倍にもなっているそうだ。泊まったホテルも、芝生の庭が広がりプールがあったり、レストランもヨーロッパ並みで快適だった。行った時期が真夏の最中だったことも有り、熱いのなんのって、さらに湿気のすさまじさは言語を絶する。2時間くらい見学したら全身水をぶっかけられたようになる。これではいくら着替えても追っつかない。5日間同じホテルだったので、ちょくちょく戻ってはシャワーを浴び、着替えて昼寝、それから又出発という繰り返しだった。観光客は何処へ行っても押しくら饅頭のよう、特に中国人の多いのには閉口した。辺り憚らず占拠して、大声を張り上げ我が物顔である。一方、印象的だったのはガイドの男性で、誠実で人柄が良かった。神戸に日本語習得のため2年間留学していたそうだ。またアンコールワットの朝焼けはつとに有名、午前5時前から出掛けてじっと待ったが厚い雲に遮られ、まったく駄目だった。以前正面参道で敷物を敷いて皆で野点の茶事を催したが、当時は殆ど人影も見られず、そう言う楽しみも出来たのである。今ではわんさと人がやって来て、何処も押し合いへし合いだ。日本の大学が修復のために努力されている。その事務所を訪ねて1時間ほど話を伺った。地道な努力に頭が下がった。いろいろ学ぶことの多かった旅だった。

投稿者 zuiryo : 2016年09月01日 14:56

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