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2016年09月29日

書道

30数年前、この寺に来て、直ぐ困ったのは、墨蹟の依頼である。まともに書道の稽古をしたこともなし、とてもじゃないが人様に差し上げられるような字ではない。困り果て、近くに高名な書家が居ると解り、早速書道の稽古を始めた。爾来毎月4回稽古を続けているのだが、根本的に才能がないのか、いまだに満足のいくのはない。ただ稽古を始めて良かったことがある。それは書を見る目が養われたことである。「書は人なり」と言う、自分の裸を見られているようなものだから、いつも慎みを持って書くようになった。へたっぴ~は仕方無い、だから一生懸命書くことが、差し上げる方への慎みだと思うのである。そのことが解っただけでも、稽古を続けてきた価値がある。

投稿者 zuiryo : 2016年09月29日 17:11

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