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2016年11月01日

入制大接心

今朝から冬期の制中となり、早速一週間大接心が始まった。もう何十年も続けてきたことで、別段変わったことはないが、気分が引き締まって良い感じである。そのわりに、私の頭の中は老化する一方で、恒例の行事もまごまごして戸惑う始末、何とも情けなくなってくる。講座が済んで作務着に着替えて裏山歩きに出掛けた。門前のお豆腐屋さんの前を通ると、威勢の良い声で「あっ、老師さん!おはようございます!」と声をかけられた。この豆腐屋さんは岐阜では有名な美味しいお豆腐で、遠くからもわざわざ買いに来る。今日も通りかかったら、ベンツで何処かの人が買いに来ていた。大将は私より一つ下だが、ご夫婦共に老齢化で、将来が案じられる。良い息子さんが居られるので、後をやって貰ったら!と言ったが、いやあ、嫁さんが嫌がりますから・・・・。現在の老夫婦も元はサラリーマンだったが、親が老いてきたので、止めて後を継いだ。それについてきた奥さんも偉いものだが、さりとて我が息子のこととなると、朝は暗いうちに起きて真冬も冷たい水に手を突っ込んでする作業など、今どきの者にはとても無理だという。いつも売れ残るとその超美味しいお豆腐を、雲水さんに・・・・、と持ってきて下さる。有難いお豆腐屋さんだが、さていつまで続くやら。

投稿者 zuiryo : 2016年11月01日 11:39

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