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2016年12月02日

切に忌む拈却することを

人間は弱いもので、ちょっと褒められると有頂天になり、反対に悪口を言われるとポシャってしまう。人生いかなる場合でも、どちらにもとらわれない心を保つことが肝心である。何物にも捕らわれない心境になれば、天下太平、四海浪平らかとなる。つまりありのままに素直に物事を受け止めることが出来るようになれば良いというわけである。人生照る日曇る日、大きく見れば好悪は半々である。もし良いこと尽くめだったら気を付けた方が良い。必ずもの凄い悪いことがやってくること必定だからである。その為には常に襟を正して、良いことがあったときは普段以上に、いずれやって来る悪いことに備える。反対に悪いことが続いたら、いずれ良いことがやって来るから腐らない。この簡単な原理、解っちゃいるけど、そうならないというのが真実。ではどうすれば良いのかだが、どちらにも「執着」しないことである。晴れてよし曇りてもよし富士の山、元の姿は変わらざりけり。

投稿者 zuiryo : 2016年12月02日 11:37

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