2017年08月30日
茶会
お茶というと直ぐ京都を思うが、茶道が盛んなのは別に京都ばかりではない。主たる家元が皆京都に集まっているのでそう言うイメージになるのはしかたのないことだが、尾張・美濃地域も伝統的にお茶の盛んなところである。特に弊寺の信者さんの家には茶室があって、更に先祖代々受け継がれた茶道具の名器を数々を持っておられ、節目節目にはお茶会を催される。この春には御当主の米寿を祝って茶会が催され、名器、大名物が出てきた。と言われても、私はそうなんですか・・・でお仕舞いだが、目利きの方ならさぞ眼福なことだろう。さてかく言う私も来年は喜寿のようだ。早くもその方から指摘を受け、既に日程から道具組みに至るまですっかり整えて下さった。まったく頭の下がる思いである。以前はまるで無知で、お茶会に呼ばれては、その都度大恥を搔き、場数を踏むうち徐々に慣れてきて、今では不都合なく客になることが出来るようになった。どの道も経験の積み重ねが一番で、その為には大恥を一杯搔くことだと悟った。
投稿者 zuiryo : 2017年08月30日 04:40