2017年12月24日
年末大掃除
臘八、灯夜も無事終わり、一日休息日を入れ、今日から愈々年末大掃除に入る。例年のことながらこの時期は冷たい北風が吹き抜け、氷のようなバケツの水に手を突っ込む痛さはない。尤も現在は蛇口をひねれば湯はいくらでも出てくるのでこの苦痛はない。すす払いから始まって床や柱拭きは勿論のこと、あらゆるものを磨く。何でも徹底的に磨け!と言ったら、僧堂時代アホな殿司がいて、四派の尊像を雑巾でごしごし擦ってしまった奴がいた。顔半分ほどの時発見して止めさせた。しかし左半分は古めかしく、右半分が妙に白っぽくなって、困り果てたことがある。また法要の時香炉を乗せる台を踏み台にして柱拭きをやり、台がバラバラニなって壊れれたこともあった。こういう常識はずれが何人もいた。僧堂は一般の家庭から比べれば部屋数も多く、建物自体が大きいから、現在のように少人数になると、年末大掃除も何日もかかって大変である。良かったのは晩参(夜の参禅)がなくなることだった。これだけでも精神的負担は多少軽くなり、だから余計張り切ってやった。
投稿者 zuiryo : 2017年12月24日 10:06