2018年01月13日
初釜
今日は名古屋の家元の初釜に出かけた。また明日は岐阜支部の初釜があり、二日連続である。どの流派でも新春を期して初釜を催す。そもそも私は岐阜へやって来た30数年前、半年もたたぬうちにお正月となり初釜に招待された。私はお茶など皆目わからず、何をどうしたらよいのかまごまごするばかりで、大汗かいた。もうこんなことは二度と御免だと痛感した。しかし土地柄、お茶が盛んで、お正月のみならず、何かと言えばお茶会に顔を出さなければならない。そこで山内の和尚さんでお茶人の方に来ていただき、飲めるようになるためにはお茶を点てられなければ駄目ということで、一から稽古をした。悪戦苦闘の日々だったが、必死に稽古に励んだ。その甲斐あって、まあまあお点前の段取りは分かるようになり、今日も平常心で臨むことが出来た。還暦の茶事・70歳の茶事・今年は喜寿の茶事と、自分の節目の年回りでは、お世話をして下さるご奇特な方のお陰でお茶会を催すことが出来て、本当に有難いことである。これも岐阜へやって来たお陰で、周囲にお茶の達人がたくさんいるので、こういう恩恵に浴すことが出来たのである。
投稿者 zuiryo : 2018年01月13日 14:55