2018年04月24日
坐禅会員
うちでは般若会と光陽会という二つの坐禅会を定期的に催している。それぞれ月2回だから、結局毎週坐禅会が催されている勘定になる。坐禅のあと3、40分話をするので、話下手な私にとっては相当過酷なもので、毎週しんどい思いをしながらなんとか努めている。今日はそのうちの一つの坐禅会員の方の関係の方が来られた。ご本人は既に亡くなっており、今度社員向けに、生前の社長の思いを伝えるための冊子を作られるというので、そのための資料集めに来られたわけである。ご本人は寡黙な方で、生前は殆どご自分の話はされず、いつも私の話を黙って聞かれるばかりだった。今日初めて、そういう方だったんですか!と知った。創業当初は小人数で始められ、今では何百人を抱える大きな会社にされた。伺えばうかがうほど立派な方だったと、今になって改めて知った。人にはいろいろなタイプがあって、外向きにじゃんじゃん宣伝する人と、黙々として内を固めてゆく人がいる。後者の典型のような方だったと、いま改めて知った。人の価値は棺を覆って知るというが、本当にそうだな~と思い知らされた。
投稿者 zuiryo : 2018年04月24日 11:21