« 坐禅会員 | メイン | 会下会(えかかい) »

2018年04月25日

達磨

禅宗はまた達磨宗と言われるくらいで、だるまさんは禅の看板みたいなものである。古来より禅僧は達磨をよく描いてきた。私もへたっぴ~ながら、今までに何枚か描いた。たまたま以前描いた達磨さんで、私としてはまあよく描けた方なので見本に1枚取って置いた。改めて眺めると見れば見るほどよく描けている。ふっと、これを見本に一気に描こう。善は急げ!早速墨をすり色紙を50枚うず高く積み上げ、横に見本を置いて描き始めた。ところが何と、見本とはまるで違って、へたっぴ~たらありゃしない!それでもめげずに10枚描いたところで筆を置いた。とてもじゃないがこんな達磨ではとても人様に差し上げられない。しかし何故だろうか?上手に描けたのを横において真似をすればいいのだから・・・。そのうち気が付いた。横に置いたのを真似ようとしたのがいけないのだ。まっさらな色紙に直に向き合い、百パーセント自力で描かなければ駄目なのだと気が付いた。本日はそこまでで止め。次回は横に置かずに、イメージを作り上げ、まっさらな色紙に向き合おう。

投稿者 zuiryo : 2018年04月25日 16:54

コメント