2018年06月21日
顔真卿(がんしんけい)
中国唐代の官僚で書の巨人の代表作とされる「祭姪文稿(さいてつぶんこう)」台北故宮博物院所蔵、が来年1月16から東京国立博物館で開かれる特別展に出陳される。安史の乱で犠牲になった顔真卿従兄の末子の顔季明を供養した文章の草稿。悲憤に満ちた激情があふれ出るように記されている。書聖・王義之の「蘭亭序」と並び書の傑作として伝えらっれてきた。以上の新聞の記事を見て、ビックリポン!この複製品を画家の土屋禮一先生から頂いて、部屋に飾っていつも眺めていた。草稿のため途中何カ所も消したり〇で囲ったりで、頂いた当初は「なんだ~こりゃ~!」と思った。先生からは当代随一の書と言われている大変貴重なものの複製です!と言われ、一生懸命素晴らしさを感じようと努力したが、ついに断念、最近は倉庫にかたずけて、その代わりに私の描いた北濃山河の絵を掛けた。ところが今日この記事を見て、載っている写真がまさに頂いたものそっくりで、慌てて倉庫から引っ張り出した。ホコリまるけだったのを綺麗にはたきをかけて、わたしの超へたっぴ~な絵と代えた。改めて見直すと、やっぱり超国宝級の書とは思えないが、ともかくこれからは心を入れ替えて、毎日拝むことにする。
投稿者 zuiryo : 2018年06月21日 14:41