2018年08月31日
水引
お寺では黄色・赤・黒、の三種類の水引が常にないと困る。今日お金包みを支度していたら、紅白のストックが殆どないことに気が付いた。お寺の場合は相当長いものでなくては困る。さてどこへ買いに言ったらいいものか?あらゆる品物をそろえているバローへ行くと案の定ない。店員さんにこういうものを扱っているのはどういうお店なのかと聞くと、結納屋さんだという。しかしその結納屋さんが解らないというと、親切に岐阜市内地図から1軒探し出してくれ、その近辺の地図までコピーしてくれた。ようやくたどり着くと、そこは大変立派で古風な作りで、結納のひな形がいくつも飾られていた。見本の1本を見せると、ハイ!ございます。やれやれ、市内あっちこっち駆けずり回って、ようやく手に入れたという次第。世の中全てが簡略化されてきて、古来の習慣は殆ど消滅である.この水引にしても、お寺の世界では日常の必需品だが、一般では全く無用のものとなってしまった。あらゆる事柄で伝統を守って行くのはますます難しくなったものである。
投稿者 zuiryo : 2018年08月31日 21:13