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2019年10月29日
ネコいろいろ
もとは野良だったのが餌を与えているうちに、飼い猫になってしまったのが二匹居る。ネコにも縄張り意識があるようで、どうも総門から内側は自分のテリトリーと思っている節がある。最近別の野良が頻繁に出入りするようになり、餌を与えているうちに飼い猫になってしまった。この状況の変化をめざとく感じた元野良、今飼い猫の二匹が、近頃頻繁に境内一帯をパトロールするようになった。時には守衛のように山門に坐って辺りを警戒している有り様である。今日山内の和尚さんに聞いたら、うちのタマがそちらの本堂の濡れ縁で日向ぼっこをしているという話であった。総門内側は全て自分のテリトリーと思っている。「どうもどうも申し訳ありません~!」と、タマ代わってお詫びをして置いた。近年ネコ界では、一番奥のお寺はネコをとても大切にするという評判が立っているらしいのだ。この調子ではやがてネコ屋敷になってしまいそうな気配なので、何処かでキッパリとけじめを付けて、もうこれ以上は「お断り~!」の看板でも立てようと思っている。
2019年10月24日
友人の親切
友人で病気の問屋のような人を知っている。元々は元気印のような方だったのだが、急にあっちこっち悪くなって、お気の毒千万で、お目に掛かれば大抵病気の話になってしまう。その方がご親切に「高血圧管理手帳」なるものを下さった。有り難うと言って頂いたが、まだ中身は真っ白。朝夕の血圧・脈拍・体重・服薬記録欄が有り、更にメモ欄もある。これらをきちんと記録して内科の先生の診察時にお見せすれば一層良い治療が出来るというわけである。これだけ親切にして頂きながら、机の上にほったらかしとは、言語道断!大いに反省して、早速明日朝から記録を取り始めようと固く心に誓った。
2019年10月22日
黒いステッキ
毎年、般若会坐禅の方々より年末に一年間のお礼にと言うことでなにがしかプレゼントを頂く。品物は私が選んで、購入価格を現金で頂くというわけ。近年は酷寒の冬を乗り切るために、暖かい布地の肌着を頂く。しかしこれも毎年のこととなると、匆々傷むものでもないので、去年頂いたのはまだ袖も通してないという状況。そこで今年は何を頂くか考えた結果、ステッキにした。半年前頃より、左膝が痛み出し、徐々に酷くなるばかり、今ではびっこを引きながらの日常となった。いろいろ治療も試みてやってはいるが、良くならない。これは長期戦の構えで望まなければならぬと思うようになった。そこで今年のプレゼントはステッキにしたのである。ついにここまで来たか!という感じだが、今日その商品が送られてきて、早速廊下でコツンコツンと突いて歩いてみたが、なかなか良い感じである。黒光りした杖を眺めながら、ため息が出た。
2019年10月13日
にっくき台風
嘗て私の所で修行し、今は岩手県のお寺の住職となっている者の父親和尚の一周忌法要を頼まれた!遠方なので前日から出掛けた、それが今日。大型台風とドンピシャリで、新幹線は止まりその他の交通機関もズタズタ。こうなっては仕方ないと諦め、先方に連絡してお断りした。ところが止まっていた新幹線も動き出したというニュースに急遽出掛けることにした。東京駅までは順調でスイスイ、さて東北新幹線に乗り換えと思ったら、改札口は全て閉まって無人!ガ~ン!再開は!と尋ねると、今日は諦めて下さいとつれない返事。コンコースは人で溢れかえっており、しばし茫然自失。ここまでやって来て再び岐阜へ引っ返しとなった。帰りの切符売り場も長蛇の列、隠侍さんに任せて、座る椅子も無いので階段にへたり込んで、ただボ~ッ!ガクッと疲れが吹き出てきた。昼時だからせめて弁当でも買って腹ごしらえと思って売店行ったら、ここが全て閉まっていて駄目。よろけているところを後ろから突き飛ばされたような気分になった。結局何もせずに東京を往復した。疲れたのなんのって!新幹線車中で売り子さんから弁当を買って、超冷えた缶ビールをぐっと流し込んで帰ってきた。人生にはこう言う無駄もあるのだと悟った。
2019年10月11日
イノ公再び
昨日猪に隠寮の庭を滅茶苦茶にされ、ようやく何とか元通りにスギゴケを修復、電柵にもスイッチを入れ復活、強力電気を流した。まあこれで一安心、ほっと安堵の胸を撫で下ろしたのも束の間、何と翌日もやって来て暴れ回り、またまた庭は酷いことになった。湯気が出るほど頭にきた!こうなったらひっ捕まえて猪鍋にして喰ってやる!!しかし相手は深夜出てくるわけで、夜通し見張ってるわけにも行かない。例え出てきても、大人の身体ほどある大きな猪に出会したら、こっちがひとたまりも無くやられてしまう。こう言うのって、おまわりさんに言って逮捕して貰えないものだろうか?家宅侵入罪・・・。周囲が家に囲まれた街中のお寺より、裏に山が聳えているのは景観上見栄えは良いいが、こういうことになると、困ったものである。境界線上に、大般若祈祷のお札でも貼ってやろうかとも思うが、猪は字が読めないからこれも駄目かな~。まあともかく、他へ言ってと、祈るより仕方が無い。
2019年10月09日
早くも干支の色紙
この所物忘れが酷く困っている。水泳に行ってパンツを袋に入れたまま忘れて置いてきた。家に戻って、あっ!忘れた~!今日行くと受付の人が綺麗に洗って干して袋に入れて渡してくれた。この所の物忘れは酷い状態で、人間いやになっちゃうほど!處で今日干支の色紙が出来上がってきた。印刷もなかなかの出来映えで、今回からは印も同時に印刷して貰ったが、聞かなければ解らないほどで満足。鼠も三廻り目となった。これだけ続けてくるともう止められない。困ったもんだな~と思うが、貰ってくれて、喜んで下さるのだから、そんなこと言ってられない。
きゃ~と言う悲鳴
隠寮の庭からきゃ~と言う悲鳴が聞こえた。何事ぞ!と飛んで行ってみると、スギゴケを指さしている。昨夜猪が襲来、一面のスギゴケがほぼめくり上げられていた。酷い有り様で絶句した。近頃は「トンコレラ」蔓延で、そのコレラ菌を媒介しているのが猪と言うことで、徹底的に猪を駆除したと聞いていた。だから防御の電柵のスイッチも切って、あ~これで天下太平じゃ~!裏山に猪は一匹も居なくなったと安心しきっていたのが裏目に出た。猪の本場の辺りで駆除したから、そこを逃げ延びた残党が周辺の山々に散らばって、平和なうちの山に逃げ延びてきたようである。猪の苦しい事情もよく解るが、こんな時同情している場合いじゃ無い!早速電柵のスイッチオン。しかし先方の窮状を察すると、電柵ぐらいものともせず、突破してくるかも知れない!この暴れようは、ともかく尋常では無いのだ。まあお互いそれぞれ事情があっての攻防戦なのだが、ミミズは外にも沢山居るのだから、どうぞ外へ入って食べて下さい!!
2019年10月02日
足もみ機
私の元で嘗て修行した者達が喜寿のお柷として足もみ機をプレゼントしてくれた。これが大層なもので、この機械全体をどう表現したら良いのか考え込む。相当大きく、まず両足を長靴状の部分に突っ込む。スイッチを入れると、足の底の部分がゴロゴロ動く。これが結構強烈で、土踏まずの辺りをこれでもか~!イテッテッテッ!となるが容赦はしない。次ぎにふくらはぎの處は圧縮空気で絞り上げられたり、緩められたりを繰り返す。強中弱と三段階になっているのだが、やるなら強が良いだろうとやったら、イテッテッテッ!顔から脂汗がにじみ出てきた。初め、こりゃ~痛すぎる!と思っていたが毎日使っているうちにやみつきになり、この痛さが快感!!に変化してきて、二,三日やっているうちに病みつきになった。最近特に左足がむくんできたので、良いものを頂いた。毎日重宝に使わせて頂いている。