2020年04月09日
機関銃
84歳になる姉のところへ電話した。数年前連れ合いをなくし爾来独居老人である。直ぐ隣に弟が住んでいるし、近間に兄弟や娘も居る。しかしお互い自分のことで日常は過ぎて、近くに居ても行き来は無いようだ。かく言う私も日常姉のことを思うなど殆ど無かったのだが、ふっと想い出し電話してみた。「機関銃!」。日頃の胸の内を喋りだしたら止まらない。じ~とひたすら聞いてやった。誰でも独居老人になればこういう風になるのは当然のことで、まあこれも姉ちゃん孝行と思ってジ~ッとひたすら聞き続けた。相当長く喋って満足したのか、やや言葉の間隙をついて、すかさず、「じゃ~ね~!」で電話を切った。私も姉ほどでは無いが相当老齢化だが、私は最初から独居生活だから、孤独は当たり前で、孤独慣れしていて、何とも思わない。普通の人にとって独居自体が堪えられないほど特殊状態なのだろうな~と改めて感じた。
投稿者 zuiryo : 2020年04月09日 11:14