2020年10月16日
草引き
まだまだ夏の暑さの余韻が続き,ほど良く雨も降り,草たちにとっては格好の成長期である.うちでは伽藍をすべて作ったとき、将来の草引きも頭に入れた。雲水が溢れるほど居るなら良いが、人少なうちの場合はその維持管理は大問題であり、中でも広い境内の雑草対策をどうするかは喫緊の課題であった。そこで建築家と詳細に検討し現在のようにした.しかしまるっきりコンクリートで固めると言うこともできず,あっちこっち草が生えてくる。その草引きが連日続いている。雲水には本当にご苦労なことである。良く例え話で,雑草も生えなくなったらお仕舞いだというのがある。この厄介者もはびこる余地を残すことの意義も尊いと思う。やや観念的になったが、こう言う次第で暑い中終日草引きが続いている。
投稿者 zuiryo : 2020年10月16日 10:48