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2020年12月14日

見事な紅葉

境内一番奥に隠寮が在る。その建物の山側の庭一面、今や紅葉が盛んで、見事というほかない。しかし見事な紅葉も場所柄人っ子一人居ない。唯一私が眺めるだけ。勿体ないったらありゃ~しない。別に木は、見て見て見て!なんぞと言わないが、折角こんなに美しいのだから、きれいだね~!と木に向かって褒めてやっている。雲水のお陰で、庭は一面掃き清められ、ひらひらと紅葉が舞う庭を、一人眺めているのは本当に贅沢の極みだ。僧堂は世俗一般の贅沢はないが、こう言う美しい庭を一人眺める贅沢がある。茶室の濡れ縁に坐って、穴の開くほど眺め続けた。

投稿者 zuiryo : 2020年12月14日 15:19

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