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2021年03月29日
雲水習字
作務の進捗状況を見ながら、時々習字の時間を設けている。近頃は専ら草引きが続いたが、一応目途もたったので、今日は皆で習字、勿論私が先生役、長年稽古を積んできたお手本が山ほどあるので、それを使って2時間ほどやった。まっ、お喋り半分、稽古半分という処。書道はやればやるだけのことはある。始めはナメクジ流もだんだん見られるようになってくるから不思議だ。途中のお喋りも良い。特に尼僧堂は日常的に直接現場を見ているわけではないので、お稽古しながらの四方山話で、いろいろなことが聞ける。普段はそう言う機会もないが、書道しながらだと、比較的良い雰囲気で自然に話が出来るのだ。私も瑞龍寺に来てから字が余りにもへタッピーだったので、丁度近くに高名な書道家がおられ、すぐに稽古をつけて貰い、爾来三十数年経った。先生が高齢に成られ引退されたので、以後は自力でぼつぼつやっている。と言うようなわけで、今度は私が雲水の先生になって稽古をつけている。
投稿者 zuiryo : 2021年03月29日 15:08