2021年07月13日
水陸会(すいりくえ)
10日から恒例の水陸会が晩開板後始まった。私や雲水や信者さん方の各家先祖代々供養のお経である。毎日門前の棚橋夫妻がお参りにやって来る。例年この短時間のお経でも、大汗かくのだが、今年は涼しくて楽ちん。僧堂は毎年決まった行事を決まった時期に繰りかえすので、定点観測じゃないが、その年その年の暑さ加減がよく解る。同時に自分の老化もよく解る。さてその老化だが、何より心の老化が一番堪える。身体の老化は年相応で、日々徐々にやって来るので、それなりの自覚があるのだが、心の老化は自覚症状のないまま、ある日突然気がついて愕然とする。私の今が調度それで、そのガックリ度はズシンと堪える。まっ、誰でもそういう時期を迎えて、やがて死んでゆくのだが、目の前に突きつけられると、たじろぐ。老いとはこういう風にやって来るのだと気がついた。
投稿者 zuiryo : 2021年07月13日 10:07