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2021年09月22日

内観の法

これは白隠禅師が病を治すために始められた修養法である。心身をリラックスさせ、元気にする効用がある。この要点は下半身に心を落ち着かせることである。心が下半身に落ち着くと、気力が満ち、血液の循環が良くなり、呼吸も長く、深くなる。さて、この内観の法だが、段階を踏んで実習してみよう。椅子に腰掛け背筋をのばす。手のひらを上に向け、左手を下に、右手はその上に軽く置く。親指を交差させそっと握る。自然に出入りする呼吸を、深く静かに繰りかえす。次第に手のぬくもりが両膝、ふくらはぎ、足の裏にまでジ~ンと伝わってくる。やがて呼吸と心の落ち着きを感じて終わる。慣れてくるに従って、呼吸も深く出来るようになる。目は開けても閉じても構わない。所要時間はどれだけと言う事はなく、自分の気持ちにまかせる。繰りかえしているうちに、短く感じられるようになり、呼吸と心の落ち着きを感じて終わる。

投稿者 zuiryo : 2021年09月22日 19:37

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