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2022年01月29日

東海庵葬儀へ

27日、日帰りで京都妙心山内、東海庵老師津葬へ出かけて来た。雪丸老師は毎年うちの開山忌には、律儀にご出頭頂き、恐縮至極に思っていた。「古尊宿」という言い方がピッタリはまるような方だった。多分,もうこれからはあのような方は出ないだろうと思う。近頃は矢鱈はしっかい様な手合いばかりで,うんざりさせられるが、そう言う中で雪丸老師は貴重な存在だった。私より三つ四つ上の方だったが、まだまだ生きていて欲しいと心から思った。人間一人出来上がるまでには、様々な道を歩み、その集積の結果が今になっている。ちょいっとやそっとで、そうなるわけではない。貴重な存在を失ったと思っている。老師は独特の風格が漂う感じで、何とも素晴らしい人だった。生まれ変わり死に変わり、なが~い年月を経て、このような境地が生まれ出るのだと思っている。反対に、あの野郎早く死にゃ~がれ!なんつうのはゴマンと居るが、もっと生きていて欲しいな~と心から思えるような人は、そうざらには居ない。雪丸老師はそう思わせる方だった。

投稿者 zuiryo : 2022年01月29日 16:02

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