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2022年04月18日

四九日

伊深に居る頃は大接心中は四九日もなく、1日目からぶっ続けで接了まで同じ時間割で行なわれていた。新到の頃からずっとそうだったから、それが当り前だと思っていたが,どうもそうではなく,臘八以外は、矢張中日には四九日もあリ、開浴もあり、多少メリハリがある。それは此の僧堂に来て初めて知った。またその前後に設けられる練返し・地取接心等も、その名前の通り、普段とは違うメニュ~で時間割が組まれる。当り前なことだ。しかしそれらもこっちに来てから初めて知った。僧堂という処は主催者の老師の意見が最優先されがちで、雲水は決められたことにただ黙々と従うだけ。しかし規矩というのは、元来伝統的に継承されてきた僧堂独自の規則であって、その時の老師の言で勝手に決められるのではない。これは当り前のことである。ところが僧堂独特の空気があって、老師が絶対的支配者になってしまう。とんでもないことだ。規矩とは僧堂内で生活する老師を始め、全ての修行僧が従わなければならないものである。この当り前の事が,何処でどう取り違えられたのか、全ての決まり事はあたかも老師の手中にあるが如き解釈は大間違いである。僧堂の指導者は肝に命ずべきである。

投稿者 zuiryo : 2022年04月18日 13:43

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