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2022年06月04日

隠寮の廊下から・・

私が今住んでいるところは、以前閑棲さんが使って居た所である。亡くなってしばらく放置していたのだが、少々使い勝手の悪かった部分を一部建て直して、現在は私が住居にしている。1間幅の広めの廊下は畳敷きにして、その部分も8畳間二間とリンクさせ、随分使い勝手が良くなった。一時、近くに住んで居られた高名な先生にお越し頂き、その部屋を使って、仲間10人ほどで、書道の稽古に励んだ。月日が経ち、先生も亡くなられ、書道教室も自然消滅、無人になった。今では、そこに籐椅子を置き、目一杯伸ばして、ドテ~ッと寝転んで、庭とそれに続く山の緑一杯をボ~ッと眺めるのが、私にとっては何よりの憩いになった。ところで話は変わるが、人間老化してくると、万事に鬱陶しくなり、何も無いのが何よりの憩いになる。だから頭は日々退化し、馬鹿度は日に日に増して、体の老化と共に、頭のてっぺんから足のつま先まで、くまなく馬鹿になった。今では馬鹿が着物着て居るようなもの、歩くたびにバカ!バカ!と、ホコリと共に廊下に落ちて行く。

投稿者 zuiryo : 2022年06月04日 09:44

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