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2022年12月23日

歳末

22日早暁、恒例の臘八大接心が首尾円成した。毎年恒例の修行で、特別どうっつ事もないが、これがお終わると、ほっと一息つく。冬期の修行は来年二月末まで続くのだが、一年通じて最大の修行で、皆、まなじりを結して頑張る。私も雲水時代から数え切れないほど臘八を繰返しやって来たが、何年やっても、その度に緊張して、奮い立つ。これが終わると1日休んで,翌日から歳末の大掃除にかかる。本堂や庫裡を始め,沢山の建物を片っ端からすす払い、はたきを掛けて、徹底的に拭きまくる。雲水の頃、矢鱈万事に徹底する奴がいて、板の間・柱拭き・果ては天井まで雑巾掛けをさせられ、閉口したことがあった。まっこれは少々やり過ぎだと思うが、兎も角普段やらないところ、隅々まで拭きまくった。気持ち良いと言えばその通りだが、冷たい木枯らしが吹き、雑巾をすすぐときは手が痺れるほどの冷たさで、「こりゃ、地獄だな~」と、思ったものだ。それでも隅々まで綺麗になると、気持ちの良いもので、その時の清々しさは今でも忘れられない。何事も少々辛いぐらいが丁度良い。

投稿者 zuiryo : 2022年12月23日 16:24

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