2023年10月23日
タマちゃん、スヤスヤ・・
タマちゃんが私の机のパソコンの前で、スヤスヤ横になっている。部屋は広いので他に寝るところは幾らでもあるのに、こうして私の側でスヤスヤ安心しきったように寝ている。のどかで良いものだ。ふっと前に目をやると、あい向いの山の木立が微かに揺れ、西日にキラキラ輝いている。物音ひとつせず、時が止まったよう、私はこう言う時が一番好きだ。私の日常はざっとこんな風だが、ふっと雲水時代を想い出した。上の人で、矢鱈人恋しがる人がいた。ほぼ終日ベッタリ、副司寮の角火鉢に相向いになって坐ったままなのだ。こいつ、他にすることがね~のか良~っ!上の人だったからそういうことを言うのも憚られ、日々鬱陶しい思いで過ごさざるを得なかった。人は皆、いままで歩んできた人生の結果に生きている。察するにこの人、身も凍るような孤独の日々を過ごし、人の側にいなければいたたまれないのだろうと察せられた。
投稿者 zuiryo : 2023年10月23日 15:26