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2023年12月31日

大晦日

令和5年も、今日は大晦、振り返ればあっという間だった。まっ、大きな不幸に遭うことも無く、無事に1年間過ごすことが出来た。目出度し目出度し!僧堂も特別な行事も無く、無事に1年終わることが出来た。有り難いことである。未熟者も新年を迎えると82才になる。丁度40才の誕生日の前日に入寺したので、新年を迎え、在錫42年になる。その間大過なくやって来られたのはひとえに仏天のご加護と関係寺院のご尽力のお陰である。またこの間、未熟な私を支えてくれた多くの方々のお陰である。感謝の念を忘れず、来年も1年間頑張ろう。

投稿者 zuiryo : 10:52 | コメント (0)

2023年12月30日

大晦日

雲水達は朝から大忙し。日頃手の行き届かないところを、丹念に大掃除である。私はそう言う事は一切やらず、部屋に引きこもって、ひたすら身辺の片付け。生来、整頓は苦手中の苦手、だからこう言う機会に片付けておかないと、手が付けられないようになってしまう。と、口では言ってるものの、実際は殆ど何もやらずに、日が暮れた。兎も角万事なまぐさなのだ。今も机の脇のガラ磨きを雲水が一生懸命やってくれている。この1年、振り返れば、いろいろなことがあった。良いこと悪いこと様々だが、酷くて手に余るっつう事は無かったので、まあこれで良しとする。大過無く過ごせれば良しだ。ついこの間年末大掃除だったと思っていたら、また今日は年末大掃除だ。もう1年経ってしまったのだ。

投稿者 zuiryo : 16:08 | コメント (0)

歳末

今年も今日と明日の二日を残すのみとなった。改めて1年過ぎることの何と早いことか。この調子で行くと、アレヨッ!と言う間にあの世行きである。月日は百代の家客にして行き交う人もまた旅人なり。年を経てくると、年々このピッチが速くなる。あと何年生きられるかな~!まっ良いことに何時死んでも、嘆き悲しむ者はいない。まっそりゃ~、一寸は涙の一つもポロッと落としてくれるかも知れないが、翌日にはケロッとして忘れる。私もそうして何人も先輩方を送ってきたのだから。ところで歳末は何だか知らないが、矢鱈バタバタ忙しくなる。あれもこれも今年のうちに片付けておこう、なんぞと思うもんだから、更に忙しくなるわけだ。まっ、こう言う区切りがあるから、乱雑な身の回りも少しは小綺麗になる。そして思いたくないが年齢も一つ取るっつわけだ。新年を迎えると82才だ。トホッホッ!

投稿者 zuiryo : 11:20 | コメント (0)

2023年12月28日

歳末大掃除

臘八も終わって、一息着いて、連日歳末大掃除。雲水の頃をいろいろ想い出した。中でも、典座寮の大掃除は大変であった。太い棟木が交差する上までよじ登り、下から次々に放り上げられた雑巾をひょいっと受け取り、棟木にかじり付きながら、拭いて行く。1年間の竈のススがへばりついているのを拭いて綺麗にして行くのだから、並大抵では無い。万一落っこちたら大ごとになる。褌一丁で閉じ登り、全て拭き終わって、下に降りてくる頃は、まるで土人の如く真っ黒、クロ助けになる。相当高いところでの作業になるから、身軽で木登りなどが上手な者で無ければ、この役は務まらぬ。私は下手っぴ~だったから、ヤレッ!などという命令は無かった。小さい頃から大寺の小僧していて、その道の鍛練を充分積んでいるベテランの役である。遙か昔のことだが、今でも当時のことが懐かしく甦ってくる。

投稿者 zuiryo : 11:05 | コメント (0)

2023年12月22日

諷経へ

総代の奥さんが亡くなられ、そのお経に出掛けた。何日か前に亡くなったのだが、折悪しく、大接心に重なったので、今日、お詣りに出掛けた。お元気なころは毎年のように海外へ出掛け、私もお供をさせて頂いた。だからいろいろ思い出も沢山ある。小さな骨壺に入ってしまったのを見て、改めて悲しさがわいてきた。やがて私もこうなるんだな~っと思い、とても他人事とは思えない。まっ、人生順ぐり、明日は我が身である。さて昨日、臘八大接心が首尾円成、今日は骨休め、夕方6時から,灯夜がある。これは年一回の謝労会である。大人数の時は、盛大に無礼講で、どんちゃん騒ぎ、天下御免の会なのである。雲水のころは、いろいろ達者なのがいて、ギタ~をかき鳴らす奴から、裸踊りをおっぱじめる奴など、馬鹿騒ぎをやらかしたものだ。今はそう言う破天荒な者はいない。極めて静かにお喋りをするという風である。こう言うのは時代の変化もあるのかも知れない。いずれにしても大接心が終わって、ほっと一息ついて、大いにリラックス、上下の隔てを取っ払い、馬鹿騒ぎして日頃の鬱憤を思いっ切り晴らすのである。

投稿者 zuiryo : 15:08 | コメント (0)

お久しぶり

15日から一週間、恒例の臘八大接心があって、今朝、午前3時過ぎに終わった。この間、横になってはいけないので、布団を取り上げる。この寒さだから何も掛けずに横になるわけにも行かず、午前零時から約三時間弱、坐睡する。まっ本当に骨折る者は、この三時間も坐禅を組み続ける。僧堂最大の行事である。お陰様でぶっ倒れる者も無く、首尾円成、今、晴れ上がった空を眺めている。私も雲水修行中、何度となく繰りかえした。一週間過ぎて、八日目の午前3時に無事終わって、禅堂で皆、大きな声を張り上げて、接了のお経を読むときが、何より安堵する。世の中に、こんな清々しい気持ちになれるのは他に無い。幾つになっても、この修行を出来るのが、一番幸せなことだ。私もあと何年、これをやれるか解らないが、命ある限り、続けて行きたいと思っている。

投稿者 zuiryo : 10:43 | コメント (0)

2023年12月14日

マッサ~ジ

車で小一時間ほどのところに、弟子の一人がいて、時折マッサ~ジに来て呉れる。特別旨いと言う程でも無いが、一生懸命で、心が籠もっているので、何だかとても術後が良い気分である。わざわざ岐阜までやって来て施術してくれるのだから、感謝で一杯である。凡そ弟子は道場で修行しているときは一所懸命仕えてくれるが、寺を持ち、独立すると、殆ど行き来は無くなり、開山忌、年に一度顔を合わせる程度になってしまうのだが、この弟子は何年経っても、ほぼ毎月マッサ~ジに来て呉れる、有り難い弟子なのだ。感謝で一杯である。まっ、こう言う特別なことをしてくれなくとも、良いのにな~と思うのだが、男の一念岩をも穿つで、もう相当な年月やって来ている。有り難いやら申し訳ないやらで、恐縮この上ない。相当な年齢になってから出家した願心のある男で、矢張他のものとはどこか違う。.

投稿者 zuiryo : 15:33 | コメント (0)

2023年12月11日

トロイ、にうんざり・・

この所、トロイ頭に我ながらうんざりって~ところ。さりとてこのトロ頭、すげ替えるわけにも行かず、ジッと我慢の日々。まっ、高齢化というのもあるのだろうが、もっと根本的に脳足りんなのである。しかし生きている限りはこの脳タリンと付き合って行かなければならぬ。茫然自失。トホッホツ!なのである。まっ、これが会社勤めとか、商売をやっていたら、たちまち上がったりになるが、そこはお坊さんの利点で、このトロ頭でも何とかやって行ける。だから感謝の日々である。矢鱈トロイ!トロイ!の連発では、読まされるそっちも堪ったもんじゃないので、もうこの辺で止めておく。脳足りんよサヨウナラ!

投稿者 zuiryo : 16:17 | コメント (0)

2023年12月10日

万事否定的

どう言う加減か、最近は万事、否定的で、暗~い!どうしたことだろうか?何だか変だ?別に身辺に不幸が立て続けにあったとか、柱にぶつかって眼から火花が飛び散ったとか、そんなことは何も無いのに。ぱっと目の前が明るく輝くなんて事は、凡そ消えたのだ。まっ、老人になって、心身共に弱って来たのだろうか。そう殊更に気にするっつう事もないが、少々気になる。

投稿者 zuiryo : 16:41 | コメント (0)

2023年12月09日

頭スカスカ、脳足りん・・

最近、専らこれがブログの表題である。確かにその通りなのだが、自分で書いて置きながら、自分で落ち込んでいる。トホッホッ!なのである。それならわざわざ書かなければ良いじゃん!と思うのだが、書いちゃう、始末が悪いのだ。まっ、人間、81才にも成れば、多少こう言う傾向なのは仕方が無い。困るのはこれを改善して行く方法が無いことである。流れに身を任せるよりしょうが無いのだ。だからなるべくそういうことには触れずに、そっと、遣り過ごすのが良い。しかし喩えれば、漸く治りかけてきた傷口のかさぶたを、そっとしておけば良いのにわざわざ剥がして、ガバッと傷口がむき出しになり、そこから血がしたたり落ちるのに似ている。多少自虐的だが、人間の本性にはこう言うところがあるのだ。

投稿者 zuiryo : 15:09 | コメント (0)

2023年12月08日

頭がパ~ッ!

またまた頭がパ~ッ!になっちゃった。これ偏に老化現象である。こんな事、度々書くのも憚れるのだが、事実なのだから避けようが無いのだ。トホッホツ!そもそももう現役引退なのだ。しかし後釜がないので、ガラクタ爺が頑張らざるを得ず、しがみついて無様な姿をさらしてるっつわけ。トホッホッ!なんて言ってる場合じゃ無いのだ!まっ、普通はこう言うことは書かないのだが、バカだから書いちゃう。人間どう洒落てみても、事実は隠しようも無い。で、見苦しいザマをさらけ出すことになるわけだ。もっと言えばこれが私の生き方なのである。だから気取っている奴を見ると横面、張り倒したくなる。

投稿者 zuiryo : 05:10 | コメント (0)