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2024年04月04日
老いをひしひし感ずるこの頃
人間誰でも82才にも成れば、あっちこっち綻びが目立つようになる。のっけから自己弁護をするようで、気が引けるが、日々スカタンの連続なのだ。正直、やってられない!遙か昔、雲水の頃、師事していた当時の老師は優に80才を超えられ、日々スカタンの連続、こりゃ~困ったこんだ!と評席仲間で頭を抱えたことがある。さりとて幾ら評席だと言っても、老大師に向かって、「老師!正直申し上げて、頭パ~ッ!です。ボツボツ引退なさってらどうですか!」などと言えるわけがない。困り果てたことがある。何と、それが巡り巡って、今自分に降りかかっているのだ。因果は巡るのである。それなら即、後継者に譲って・・・と言う段取になるのだが、それが居ないのだ。トホッホッ!なのである。故にスカタンの連続でも頑張らざるを得ないのだ。ふっと目を上げて、ガラス越しに向いの山を眺めた。木立がユラユラ微かに揺れている。ジ~ッと飽きずに眺めていると、不思議に心癒やされる。
投稿者 zuiryo : 2024年04月04日 09:04