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2024年09月27日

老化現象

誰でも老いてくれば、必然的にあらゆる場面で、見苦しい老いをさらけ出すことになる。個人的にはそれは嫌だな~!と思っていても、老いれば丁度頭も、白黒交ざりの見苦しいドタマになってしまうのと同様、避けることは出来ない。だから一番良いのはボツボツそう言う時期に差し掛ってきたら、さっさと現役を引退することだ。ところが、これが意外と難しい。結果見苦しい老いをさらけ出すことになる。特に宗門の場合は封建的というか、差別的というか、人間を階段状に並べるところがあるので、当人はそれほど思っていなくとも、結果、万事横柄に成ってくる。こう言う現象を「老化」と言うわけだ。人間哀しいことに、誰でもこのくらいは重々承知しているはずなのだが、避けることは出来ない。そう言っている私自身も既にその落とし穴にはまっている。結果、恨まれながら死んでゆくことになる。トホッ!

投稿者 zuiryo : 09:36 | コメント (0)

2024年09月22日

学は苦学より良きは無く・・・

姉の主人は貧乏で下に沢山弟や妹がいたから、横浜国大をバイトをしながら学費を稼ぎ苦学して卒業した。だから頭も良かったが人柄も良かった。修行も同様で、恵まれた環境で何も苦労せづにする奴より、出来るだけ厳しい僧堂で、更に上に意地悪い雲水がいて、何かにつけていじめまくるような所で修行する方が良い修行が出来る。大切なことは「苦労」することである。苦労ほど良い修行は無いのだ。良い道場というのは手ぐすね引いて新しい奴をいじめまくる奴がうようよいるところだ。ところが最近は僧堂も単に、在錫証明を取る所になってしまったので、一寸でもいじめようものなら、さっさと下山してしまう。高単がいじめまくるような僧堂はとんと評判が良くない。酷い時代になってしまったものだ。なるべく楽して在錫証明が貰えるところが一番人気が良いとは、トホッホッ!

投稿者 zuiryo : 21:13 | コメント (0)

残暑のみぎり・・・

まっ、老化と言う事もあるのだろうが、この所、日々怠惰に過ごして、英気を養っていると言うと、聞こえは良いが、ただぼ~っと過ごしている。何せこの暑さだ!息しているだけでも、たいてやない!机に座って向いの山の鬱蒼とした木々をボ~ッと終日眺めている。うちは比較的街の中心域にあるのだが、左右6ヶ寺の一番奥にあリ、周囲は鬱蒼とした山に囲まれているので、山間僻地の風情である。シ~ンと静まりかえっている。私も賑やかな鎌倉からやって来て、もう42年になる。丁度40才の誕生日の前日が入寺式だった。あっという間の42年間だった。色々あったが健康で雲水と一緒に坐禅修行できるのが一番幸せなことである。こう言うお寺に縁があって今こうしているのが不可思議そのものである。今年満82才になるが、病気ひとつせず、今も頑張って修行することが出る、これに勝る幸せは無い。

投稿者 zuiryo : 15:13 | コメント (0)

2024年09月12日

ブログ更新、解らない?

暫く休んでいたらブログの更新をどうすりゃ~良いのか一瞬迷う。すぐ気がついたので今こうして更新中。暑つっいたらありゃ~しない!窓越しに向いの山の木々を眺めているが、この炎天下、良く青々と茂っているものだ!微かに揺れている。せまい机の上に来なくとも良いのに、タマちゃんがやって来て伸びきって寝ている。少々邪魔だが、まっ可愛いから許す。隠寮には私とタマちゃんしかいないから、良い相棒で、何時もこうして、くっついている。齢満82才になった。僧堂師家42年間、この所少々草臥れてきたが、ガタガタ言ってる閑は無い。お陰様で病気ひとつせずこうして雲水と一緒に修行できるのが一番だ。

投稿者 zuiryo : 14:54 | コメント (0)

2024年09月06日

残暑依然厳し

暑いったらありゃ~しない!残暑依然と厳しい。午前は毎月定期検診で内科のお医者さんへ行ってきた。うだるようだ!飛ぶ鳥も焼き鳥に成って落ちてくる!うちは町中に有るのだが、周囲は鬱蒼とした山に囲まれ、見た目はいかにも涼しげだが、実体はさにあらず。暑い暑いと愚痴っても、涼しくなるわけでもないので、言うまいと思えど今日の暑さかな。修行していた道場は山に囲まれ鬱蒼とした木立の中に埋もれるような所にあったので、当時も暑かったが、今から思えば余程凌ぎやすかった。それに比べて此処はどうだ!灼熱地獄だ!年々こっちも老いてくるから、身に堪える。幾らこうして愚痴っても暑さが減るわけではないのでもう金輪際暑いなどと言うまいと深く心に決めた。

投稿者 zuiryo : 10:03 | コメント (0)

2024年09月01日

残暑厳し

9月に入ったが、依然として残暑厳しく、殆ど真夏、終日ボ~ッ!と過ごす。こんなブッタルンだ事じゃいかん!と心を奮い立たせようとするのだが、思い届かず、弛みっぱなし。まっ、老化っつうことも確かにある、82才。この年齢になっても現役で何とか務めを果たしているのが不思議なくらい。とっくに後進に道を譲りたのだが・・・。思うようにならないのが現実。しかし、何だ!この暑さ!この大元の野郎の顔、張り倒したくなる。トホッ!

投稿者 zuiryo : 14:26 | コメント (0)