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2024年11月20日

無為の幸せ

雲水修行時代のことだが、矢鱈人恋しがる方が居た。常に側に人が居ないと、いたたまれない様だった。これを傍から見ていて、実に不思議に感じていた。ほかにすことね~のかよ~!きっと無いのだろう。はた迷惑ったらありゃ~しないのだ。逃げ出したいところだが立場が上の人だったから、逃れようが無いのだ。お陰様で早く死んでくれたので良かった。こんな事を言うと、随分酷いことを言うと叱られそうだが、実際そうだったのだ。屹度仏さんがバチあてたのだと、今でもそう思っている。私は今年80才になるのだが、一人机に向かっているときが一番好きだ。窓越しに向いの山の鬱蒼とした木々を飽きずに眺めている。

投稿者 zuiryo : 2024年11月20日 11:07

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