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 瑞龍寺は岐阜市の市街地中央に位置している。金華山の南に連なる瑞龍寺山を背景に、参道をはさんで白塀に囲まれた塔頭六ヶ寺があり、一番奥にある雲水の修行道場である。
  応仁二年(一四六八)美濃の国守斉藤利藤公(妙椿大居士)が、主君・土岐成頼公菩提の為当時大徳とあおがれた、悟渓宗頓禅師を迎え開いた。
  古く飛鳥時代より中林寺、厚見寺などと称した天台宗の寺が在り、その後廃寺となっていた由緒のあるところであった。
 妙心寺四派中の東海派の祖、悟渓宗頓禅師は荒廃していた寺域を修し、文明二年(一四七〇)に七堂伽藍を完成した。

 

 国師の禅風は、濃尾両国を中心に、全国に広がり、多くの法孫を育成し、東海派禅門の古道場として世に知られるところとなった。
  道場に於ては七百有余の雲衲(修行僧)を接得し、遂に九人の法嗣(師の法を伝えてその法統を嗣ぐ弟子)を打出した。
  明應九年九月六日開山悟渓国師が示寂して以来、弟子達が一年毎に輪住し、寺は守られた。延亨四年、二四七年間続いた輪住制は終り、その後約六十年間の空白期があって、文化三年(一八〇六)隠山禅師に依って再興された。
  禅師の宗風は大いに振興し、隠山下九哲と呼ばれる傑物が輩出され、爾来百八十余年間その命脈が保たれている。


所在地
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