講座とも言われ、制中は二・七・五・十のつく日に行われる。従って毎月十二回ほど開かれることになるのだが、この通り決められた日に行われるわけではなく、多少ずれることもある。
標準的には午前九時仏餉をお供えし、お経を読み、大鐘が打ち鳴らされた後、木版三通、法鼓出頭となる。提唱には講本があって、うちでは目下碧巌録を用いているが、これは老師によっていろいろで、沢山ある語録の中から好きなのを選んで使う。年に六回、一週間づつ設けられる大接心は、一切の作業を止め、専ら坐禅中心に日程が組まれるため、提唱も標準的時間帯に開かれる。しかしそれ以外の日ともなれば、日中さまざまな行事が入ってくるため、時間をずらしたり、やむなく中止せざるを得ないこともある。そこでうちでは晩開版後、一しゅ坐ってから始めることにしている。こうすると他事に左右されず、いつも決まった時間に開くことが出来るからである。
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